おでかけメモ

国内をふらふらします

ネットカフェに泊まるくらいならゲストハウスを活用せよ

記事タイトルで最終的に言いたいことは言っている。

私は少し前まで、旅行先で宿泊する場所といえば、友人の家もしくはネットカフェだった。泊めてくれた友人に感謝。
ネットカフェにも感謝。夜の9時間をビジネスホテルよりも圧倒的に安く過ごさせてくれて感謝。と思っていた。勇気を出してゲストハウスを活用するまでは。

初めて泊まったゲストハウスは札幌の雪結(yuyu)
たまたまテレビでここが紹介されていて、雰囲気だけでも知ることができたので泊まってみることにした。

初日は20時にチェックイン。ゲストハウスが初めてなことを伝えると、スタッフの方が分かりやすく説明してくれた。
自分のベッド以外は基本的に共用スペース。リビングはもちろん、キッチンも自由に使える(後片付けはしっかり!)。
トイレ、シャワールーム、洗面所は複数ある。これは私が泊まって感じたことだが、すべて使用中なことはほぼないように思えた。シャワーも24時間浴びたいときに浴びることができた。もちろん掃除は行き届いていて清潔。
ドミトリールームには一人ひとりに小さいロッカーが用意されていて、鍵も貸してもらえるため貴重品はここに入れておける。
朝食は無料でパンとコーヒーをいただけるらしい。
ついでに近くにある美味しい豚丼屋さんも教えてもらった。

ひと通り説明を受けてから宿泊代を支払った。1泊あたり3,500円。平日なら3,000円。
ネットカフェで1泊すれば、だいたい2,500円くらいだ。しかし、朝食はついていない上にシャワーも追加料金がかかることが多い。そもそも、柔らかい布団やベッドはない。
劣悪な環境とまでは言わないが、ゆっくり体を休めることができないネットカフェと比べると、ゲストハウスはかなり安い。

自分のロッカーに貴重品を入れてリビングルームに戻った。改めて見わたすと、かなりおしゃれ。しっかりくつろぐことができるし、コンセントも様々な場所にたくさんあるため、携帯やパソコンの充電には困らない。Wi-Fiも通っている。最高の環境。
他の宿泊客と交流しなければいけないなんて決まりはないので、1人で静かに過ごしたい時はここでコーヒーを飲みながら次の日の計画を立てた。
誰かと話したいときは、スタッフの方もフレンドリーに対応してくれるし、他の宿泊客とのコミュニケーションの手助けもしてくれる。
そんな感じでこのゲストハウスの良さを感じながら初日は終了。

2日目は起きてすぐにシャワーを浴び、無料の朝食を食べた。ジャムをのせた食パンとクロワッサンとコーヒー。朝はこれで十分。今まではネットカフェのすぐ近くにあるドトールで390円の朝カフェセットを食べていた。それとほとんど変わらなくて、無料。ありがたい。
紹介できることはだいたい紹介したので、あとは割愛するが、この時は合計3泊した。それでも「ここはちょっと不便だな」と思ったことは特になかった。とにかく居心地が良い。

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yuyuのリビングルーム

2回目に泊まったゲストハウスは京都花宿
京都駅から徒歩5分という好立地。にもかかわらず、1泊あたり2,900円だった。
yuyuとの違いも、朝食がついているかいないかと、ロッカーの鍵を貸してもらえるかもらえないかくらいで、他に気になる点はなかった。
リビングルームには宿泊客同士交流しやすいように楽器が置いてあった。京都という土地柄、外国人の宿泊客も多いが、きっと楽器があれば言葉が通じなくとも仲良くなれるはず...
ここにも3泊して、疲れた体をふかふかのベッドでしっかり休めながら京都観光を楽しんだ。チェックアウトの時に、近くにあるオススメのカフェを教えてもらって、そこで昼食をとった。札幌の時も思ったが、ゲストハウスのスタッフの方は、みんな近くて美味しい飲食店をいくつか把握しているものなんだろうか...

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花宿のリビングルーム

ここまで、私が泊まったゲストハウスが素晴らしいということを1,500文字にわたって書いてきたが、少し注意しなければならない点が2つある。
ロッカーの鍵とバスタオルだ。この2つはゲストハウスによっては自分で用意しなければならない場合がある。事前に確認しておいた方が良いかもしれない。
少なくとも私が泊まった二箇所では、この2つさえ注意しておけばあとは快適に過ごすことができるし、宿代が安く済むのでそのぶん美味しいものをたらふく食べに出かければ良いと思う。

最後にもう一度書いておく。
ネットカフェに泊まるくらいならゲストハウスを活用せよ!

仮想現実の世界で恐竜に食べられた話

去年の11月に東京へ旅行に行った。
その時に、以前から気になっていたVR(バーチャルリアリティ)、仮想現実を体験できるVR ZONE SHINJUKUというエンターテインメント施設で友人といろいろなVR体験をした。

事前に施設への入場と、4種類のアクティビティが体験できる1day4チケットセットを購入しておいた。購入確定時に届くメールに添付されたQRコードを当日受付で提示すると、簡単な説明を受けて紙チケットを受け取ってすぐに入場できる。

入場してすぐのところにある案内板を見ながら、友人が「これ面白そうじゃない?」と指をさす。その先には『ホラー実体験室 脱出病棟Ω』と。
は?なんで?お金を払って?失禁するリスクを負うの?
却下。

結果、怖そうではあるけど脱出病棟よりはマイルド(?)そうな『恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル』を体験した。
乗り込んだ飛行機がトラブルで不時着した無人島には無数の恐竜が。救出のヘリコプターが到着するまでなんとか生き延びよ!的な設定だそう。たぶん。テンションの高いスタッフさんが説明してくれた。
説明の最後に「では、行ってらっしゃーーい!」ええ、行ってきます。戻ってこれない気しかしない。

目を開けると、周りは真っ暗。自分が乗っているセグウェイっぽい乗り物のライトを点けると、左右の金網の向こう側の恐竜がこっちを見ている。よだれがダラッダラ。私はすでに膝がガックガク。なにこれリアルすぎない?
とりあえずハンドルを前に倒してスーッと進んでみる。
あっ、金網が途切れた...森の中.....スーッと................
アァァァァァァァァなんか出てきた!※恐竜
叫びながら全速力で逃げる。逃げる。逃げる。いつのまにか恐竜を振り切っていた。
これはもうまさにジュラシックパークだ...私はもちろん序盤に食われるタイプ。
気を取り直してさらに進んでみる。今度は気づかれぬようにライトを消して暗闇の中を進む。しばらく進むと、チカチカ光るものがどの方向にも現れた。嫌な予感がする。
ライトを再びつけると、あぁ...お世話になった人たち今までありがとう....もうダメみたい......
いつの間にか広場に出ていて、周りを無数の恐竜に囲まれていた。これ全部猫だったら幸せなのにな。無数の猫に囲まれるVRアクティビティ、どう?VR ZONEさん。みんな幸せになれるんじゃない?
ということを考える暇もなく、めちゃくちゃに食われる。
やっ、やめてーーー!!!きゃーーー!!!思わず私の中の女子が出てきて情けない叫び声をあげる。恐ろしくて目も開けていられなくなる。あっという間にゲームオーバー。
あぁ、そういえばこれ現実じゃなくてVRだったな。そのくらいリアルで恐ろしい体験だった。地面には人間の死体が転がっているし。グロいものが苦手な人はやらない方が良いかもしれない。

VR体験を終え、施設内の椅子で休んでいると、脱出病棟のブースが見えた。ガタイの良い外国人2人組が入っていき、しばらくすると「アァァァァァァァァァァァァァオ!」「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」などと悲鳴が聞こえてきた。めちゃくちゃに取り乱している。
うん、恐竜に食われる方がマシに違いない。

その後も山林をスキーで滑降した(崖から落ちた)り、エヴァに乗って敵をめちゃくちゃに撃った(撃たれた)り、様々なアクティビティを楽しんだ。
平日の午前10時に行ったということもあり、待ち時間もほとんどなかった。
ただ、その中で唯一20分ほど待ったものがあった。『マリオカートアーケードグランプリVR』だ。休日の午後に行けば、1時間くらいは待つのかもしれない。
正直、これが最も楽しかったので、ネタバレはせずに気になる人には体験してもらいたい。初対面の外国人と少し「ウェ〜イ」ってなるくらい楽しかった。興奮した。

という感じで初めてのVR体験はすべて終了。
行く前に不安に思っていた点も問題はなかった。
体験中に自分の荷物は各ブースにあるカゴに入れることができて、スタッフさんがしっかり見ていてくれるので安心。
メガネをかけている人はメガネの上からでもVRゴーグルをかけることができるので、いつも通りの見え方で楽しむことができる。
1day4チケットセットで4つのアクティビティを楽しんだ後でも、追加で1つあたり1000円のチケットを購入すればさらにVR体験ができる。※人気のアクティビティのチケットは購入できないこともある。

興味を持ってくれた皆さん、行ってみて。私はもう一度行く。

f:id:shibu_bears:20180130160156j:plain近未来感のある施設内部

京都で観光タクシーを利用してみた

一昨年あたりから、京都によく行っている。
京都にはお寺や神社はもちろん、それ以外にも魅力的な場所がたくさんあるので何度行っても飽きない。
しかし、それ故に1つの問題があることに気がついてしまった...

・いくつもの観光スポットが広範囲に散らばっている

これ、本当に広範囲。
例えば、貴船神社から平等院までだいたいどのくらいの距離かというと、直線距離でも約30km。
しかも、公共交通機関を利用しようとすると、何回もの乗り換えに加えて、30〜40分ほどさらに歩く必要がある。駅の目の前に目的地があるとは限らない。
すべての観光スポットがこんなに離れているわけではないけれど、とにかく移動に膨大な時間と体力を消耗する。どうする...

観光タクシーを利用しましょう。

ということで、前置きが長くなりましたが体験レポートです。

利用したのはMKの観光タクシー
事前予約をし、こちらが指定した時間にタクシーの運転手さんと待ち合わせ。
待ち合わせ場所はいくつかの候補から選べるのですが、今回は京都駅八条口方面にあるタクシー乗り場にて。ここからスタート!

出発前に行きたい場所の確認を受けます。
しぶや「お寺とか神社とか回りたいんですけど、あんまり人が多すぎるところも避けたいんですよね...でもこことここは行きたいです。他にオススメの場所があればおまかせします」
運転手さん「わかりました。では東福寺から効率よく回っていきましょう!オススメの場所にもご案内致しますね。」
さすがプロ。すぐに出発。

まずは最初の案内通り東福寺へ。運転手さんも降りて完璧な解説をしてくれる。分かりやすい。えーなにこれ大人のための贅沢な修学旅行かな?
さらに、すぐ近くにあるお寺にも案内してくれたのですが、観光客がほぼいない。のにもかかわらず、庭園がすごく綺麗だし、お寺の中も静かで涼しくて落ち着く。
かなりの穴場スポットでした。

次は有名な三十三間堂へ。どうしても行きたかった場所です。人混みは仕方がない。
ここで気づいたんですが、各所に観光タクシー専用の駐車場っていうものがあるみたいなんですね。そのため、駐車場が空いてなくてウロウロ...という時間のロスがない。
さらに、拝観料がかかる施設でも運転手さんは無料で入って案内をしてくれる。ありがたい。

続いて、以前はアクセスが悪いからという理由でずっと行けずにいた将軍塚青龍殿へ。観光タクシーの良さは、ここで最大限発揮されると確信。タクシーで行ける場所ならどこにでも連れて行ってくれる!
ここも結構有名な絶景スポットなんですが、前述の通りアクセスが悪いため、意外と人が少ない。こんなに快適に京都の街を一望できるなんて最高...

この調子で書いていったら2000文字超えるな...

という感じで他にも下鴨神社禅林寺神泉苑などに連れていってもらい、京都駅に再び到着したところでタクシー観光は終了。
6時間で26,780円!パッと見「うわっ」となる人もいる金額かもしれませんが、乗客定員の4人で割り勘をする場合は、1人あたり約6,700円。これがいかに安いか、観光タクシーを利用するメリットを挙げていきます。

・複数の観光名所を効率よく回ることができる
運転手さんは裏道も知り尽くしているため、渋滞になっている道路はできるだけ避けてくれます

・人が少ない穴場にも案内してくれる
人混みをかき分けなくて済むのはとてもありがたいです

・公共交通機関では行きにくい場所へも連れて行ってくれる
有名な場所でも比較的人が少ないので、ストレスフリー!

・希望すればほぼすべての観光名所に付き添いで解説をしてくれる
これは本当にわかりやすいし、歴史に興味がない人でも楽しめます

・移動で疲れない
これすごく重要。電車にしても徒歩にしてもかなり疲れるところを、快適にスッと...あれ、もう到着?という感じに移動できます

他にも、頼めば写真を撮ってくれたり、運転手さんの細かい気遣いもたくさんありすぎて挙げきれません...
とにかく、観光タクシーを利用することは、日程と身体にやさしい。それを考えると、値段も決して高くはないと私は思います。

どうでしょう。魅力は伝わりましたか。

 

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↑スーツの紳士が今回案内してくれた運転手さんです@下鴨神社