おでかけメモ

国内をふらふらします

日本のモンマルトル、神楽坂を散歩してみた

「神楽坂は日本のモンマルトル」
どこかの記事に書いてあった。モンマルトルって...?
フランスのパリにある街らしい。

モンマルトルに関しては何も知らないが、前回の蔵前散歩に引き続き「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」で紹介されていた神楽坂を散歩してみた。

神楽坂駅1番出口で友人と待ち合わせして出発!

まずは昼食。事前リサーチで見つけた瞬間に決めた あかぎカフェ へ。赤城神社のすぐ隣にある。
私は『蒸し鶏と山菜の冷たい茶そば 柚子風味のゴマだれ』を食べたが、とにかく絶品。リピート決定。いろんな人に食べてもらいたいがお店のインスタグラムを見る限り、もしかすると夏限定のメニューかもしれない。他のメニューも食べてみたい。

空腹を満たすことを優先して素通りしてしまった神社には、食後にしっかりとお参りした。なんとなく迫力が足りない左右の狛犬が可愛い。

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次に向かったのは ねこの郵便局というなまえのお店 という名前のお店。ややこしいけど、行ってみたくなる名前。
お店の中には文房具、骨董品、絵本、食器など、視界に入っているものだけでも数えきれない猫グッズ。足元から天井近くまで埋め尽くされている。というか、お店の外にも置いてある。
個人的にオススメなのはポストカード。数えきれない種類の絵柄がよりどりみどり!全部可愛い猫デザイン!何枚も買ってしまった。良い買い物。

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「ねこのお店」のすぐ裏にあるのが カップス神楽坂 という食器店。
ここがまた綺麗な食器たくさんで視界が楽しい。機能性に優れていて色鮮やかで...もう、全部欲しい...
サンタ様、ここの食器全部ください。
食器はサンタ様に任せるとして、私は美味しそうな紅茶を購入。後日友人に渡したらすごく喜んでもらえた。

カップスから200mくらい。ちょっと変わった面白い本屋 かもめブックス へ。
ここはカフェが併設されていて購入した本をそのまますぐ読めるようになっているが、面白い本屋と紹介したのはこれが理由ではない。
本が並んでいる棚に文字が書いてある。「シネマティックに読書を」「酔いどれかもめ亭」「春、歩きだす」など。
実はこれ、本のテーマ分け。このテーマに沿って店員さんオススメの本が並べられている。実際に行ってみるとわかるが、本のチョイスから店員さんのセンスの良さが際立っている。
私も友人も惹かれる本を見つけて購入。

続いて、かもめブックスから早稲田通りを挟んで向かいにあるセレクトショップ lakagu
服、家具、本、化粧品...とにかくおしゃれオシャレお洒落。なんとなくわかってた。建物がすでにオシャレだったから!
こういう、背筋がちょっと伸びそうな場所も新鮮で良い。
1階は女性ものの服と化粧品、キッチン用品、2階は家具や雑貨、本がメインだった印象。どこもかしこも見せ方を計算しているようなディスプレイ。特に2階奥のギャラリーは見に行ってほしい。定期的にいろいろな展示会をしている。

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さて、実はここまでで行った6カ所すべて半径200m以内にある。魅力的なお店がこの範囲に密集している神楽坂、恐るべし。

再び神楽坂駅1番出口付近に戻り、早稲田通りを下っていく。下っていく。
気づいた。神楽坂は幸せそうな家族連れがものすごく多い。駅のすぐ近くが住宅街で早稲田通りにはスーパーやドラッグストアなども多い。それも相まって「この周辺に住んでいるんだろうな」という生活感を感じる幸せそうな人たちが多い。なんだかほっこりしていると、コボちゃんに遭遇。

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この髪型...岸辺露伴の前髪と同じ構造だな?
※わかる人にだけわかればいいネタ

数々の美味しそうな匂いにつられながらもさらに下っていくと「あれ?ここだけ京都かな?」という雰囲気の小路を発見。兵庫横丁というらしい。雰囲気が良かったため入ってみる。
素敵なお菓子屋さんを発見。ブティックルブルターニュというビスケットとキャラメルのお店だった。試食したビスケットの美味しさに財布の紐が緩んで、宿で食べる用のおやつとして購入。

早稲田通りに戻る。下る。また素敵小路発見。入る。やっぱり、そこはもう京都。今度はかくれんぼ横丁というらしい。
扉を開くのが怖いくらい高級そうな料亭がたくさんある。夕飯はどこで食べよう。せっかくなら普段食べられない美味しいものを食べたいが、あまりにも高すぎるのもちょっとキツい。

作戦会議の末に決まったお店がここ 翔山亭 黒毛和牛贅沢重専門店。簡単に言うと、高級な牛丼屋さん。
一番高いやつは6,000円で「さすがにそれはちょっと...」となったため、ぐーんと安い1,600円の竹を注文。安いと言ってもこの値段、美味しいに決まっている。突き出しの肉寿司からすでに絶品だった。今度行ったら松を食べてみたい。

お腹を満たしたところで、この日の神楽坂散歩は終了。自分も他人もまとめて幸せで包んでくれるような場所だった。